たかの友梨の子供時代から現在まで。どのようにビューティクリニックを創業させたのか

「たかの友梨」は、美容業界で知らない人はいない有名な人物です。「エステティックサロンといえばたかの友梨」という印象があるほど、美容業界で重要な人物となっています。年商220億円企業である「たかの友梨ビューティクリニック」を築き上げた彼女は、どのような人生を送ってきたのか気になる方も多いでしょう。

そこで今回は、たかの友梨が歩んできた人生や成功の理由、現在の活躍ぶりなどついてご紹介します。エステ業界に興味がある、たかの友梨について知りたい方はぜひ参考にしてください。

たかの友梨のプロフィール

たかの友梨

[画像:不二ビューティクリニック]

  • 名前:たかの友梨(本名:髙野友梨)
  • 生年月日:1948年1月22日
  • 肩書:実業家、エステティシャン、美容研究家、株式会社不二ビューティ会長
  • 学歴:群馬県立前橋女子高等学校(定時制)

たかの友梨が歩んできた壮絶な子供時代とは

まずは、美容業界の成功者とも言えるたかの友梨が、子供時代からどのような人生を歩んできたかご紹介しましょう。

たかの友梨、不倫により生まれた子供

3才たかの友梨たかの友梨は、昭和23年に新潟県で三姉妹の次女として誕生します。父が医者、母が看護師という一見恵まれた環境のもとに産まれますが、不倫関係により生まれた子供でした。父には本妻がおり、2人の間には5人の子供がいたため大問題へとなって両親は破局、その後は父に引き取られたたかの友梨でしたが、継母との相性が合わず養子に出されることになります。

[3才のたかの友(中央) :上毛新聞]

その後、そのような彼女を可哀想に思った心優しい夫婦へと引き取られましたが、父親には他に子供がいることが発覚し、両親は離婚します。そして、その母親の故郷である群馬県へと移住します。しかし、受け入れ先はお金目当てで養子として引き受けており、ろくにお世話をすることなく、泣いてばかりの日々を送っていました。

このように、大人の都合に振り回され続けたたかの友梨は、小学校を6回も転校するような壮絶な小学校時代を過ごしたのです。

たかの友梨、川で自殺を試みる

戸籍謄本により本当の母親じゃないと知った子供時代のたかの友梨は、何もかもが信じられなくなり自殺を考えるほど追い詰められていきました。命を絶とうと遺書を書いて近くの川へと脚を踏み入れますが、川の水の冷たさに彼女は冷静を取り戻し、「今のままでは何のために生まれたのかわからない」と考え直します。

他人の子供である自分を育ててくれた母親への感謝と同時に、一人の力で生きていくと近い、ここからたかの友梨の成功物語が始まります。

たかの友梨が起業するまで

たかの友梨は壮絶な人生は、子供時代だけでは終わりません。ここからは理容師時代から経営者として成功するまでの生い立ちをご紹介します。

二毛作生活

本当は群馬県の優秀な生徒が集まる前橋女子高校へと進学したかったたかの友梨ですが、養母の母と祖母からの勧めにより、理容学校へと進学します。しかし、それでも高校で勉強したい気持ちは抑えられず昼間は理容学校、夜は前橋女子高校の定時制へ通うことを認めてもらい、二毛作生活がスタートしました。

理容学校を1年で卒業した彼女は前橋市内の理容室に住み込みで働き始めますが、その間も仕事をしながら定時制高校へと通います。学校に通っているという理由で上司からひどい言葉をかけられますが、そのようなイジメに屈せず必死に努力を続けた結果、数々のコンクールで入賞するほど上達していきました。そして、日本一の理容師を目指して状況を決意します。

きっかけはニキビ

お金を貯めて日本一の理容師となるために、上京後も理容師と居酒屋のアルバイトを良質する生活を送ります。昼も夜もがむしゃらに働く最中、今後は美容に関する知識やスキルも必要になると気づいたたかの友梨は、山野美容学校の通信科へと入学します。

しかし、理容師と居酒屋のアルバイトだけでなく、美容の勉強も同時に進行する生活を送る中で知らず知らずのうちに疲労やストレスが溜まっていました。睡眠時間を削って働き続けていたのもあり、この頃から身体に以上が現れます。それが、成功物語のきっかけとも言える「ニキビ」です。

理容師として勤めていたビルの中に化粧品会社のお店があり、そこでニキビの相談やスキンケア用品を購入していると「ビューティーアドバイザーとして働かないか」と誘いを受けます。ビューティーアドバイザーになることで美容知識が身に付き、化粧品が使えることに気づいた彼女は、その会社でビューティーアドバイザーとして働くことを決めました。

そして、ビューティーアドバイザーとして働いていたある日、エステティックサロンを紹介する記事に出会います。パリで流行りのエステティックサロンに直感を抱いた彼女は、「パリの美容方法を日本へと持ち込み、女性を美しくするサロンを経営する」と決意します。

その後、これまで貯めたお金を全ておろしてパリへと渡って最新のエステに触れた彼女は、日本に戻ってから美顔器や自然化粧品の販売を始め、26歳の若さで成功者となったのです。

たかの友梨が成功した理由

決して恵まれた環境に生まれたとは言えないたかの友梨ですが、自身の不運さを吹き飛ばすような行動力により成功を導きました。続いては、たかの友梨が成功した理由を見ていきます。

努力

たかの友梨は正真正銘の努力家です。生い立ちを見てわかるとおり、わずか16歳の時から学業と仕事の二毛作生活を続け、寝る間も惜しんで練習を続けてきました。上司からのイジメにも負けず、仕事に楽しさややりがいを感じていたそうです。

そのような生活により「努力するほど自分は前に進んでいく」と気づき、人の2倍、3倍も努力を続けてきました。どんなに過酷な状況であっても努力をし続けた結果が、現在の成功へとつながっていると言えます。

夢を口に出す

夢を口に出すことも、たかの友梨が成功した理由です。たとえ夢を抱いていたとしても、それを周囲に話すことに恥ずかしさを感じる方は多いですが、たかの友梨は「夢を実現させるためには口に出すことが大切」だと話しています。希望や願望を言葉にすることで周囲へと伝わり、同時に自分自身の覚悟にもつながります。

そして、直接もしくは間接的に周囲が動き出して運が回ってくることで、夢が現実になるのだと考え、「夢を見る力」を大切にしているそうです。

たかの友梨の現在とは?発行書籍をご紹介

たかの友梨は多くの人々に幸せをもたらす永遠のブランドを目指し、今もなお美の研究を続けています。創業と同時に養成所を設立、美と癒しのプロを目指す「たかの友梨美容専門学校」を開校するなど、自身のエステに対する熱い思いやスキルを次の世代へと残すために、エステティシャンの育成に注力しています。

また、『不幸は神様からのおくりもの』『なぜか、人とお金がついてくる50の習慣』『運が悪くってよかった!―たかの友梨自伝』など、美容に関する知識や自身の生い立ちをまとめた書籍も出版されています。

さらに、忙しい方向けの新しい取り組みとして、オールインワンコスメ「たかの友梨エステファクト」の発売をするなど、活躍は留まることを知りません。

まとめ:たかの友梨、壮絶な子供時代があったからこそ現在の成功がある

今回は、たかの友梨の生い立ちをご紹介しました。現在の成功している姿を見ただけは想像できないような、壮絶な幼少期・子供時代を過ごしてきました。生まれながらの才能もあったのかもしれませんが、誰よりも努力を積み重ねたからこそ成功を掴み取ったのです。

どのような過酷な状況であっても「自分はできる」と自信があるから、様々な辛い過去を乗り越えてこられたと言えるでしょう。もしどうしても叶えたい夢があるのなら、たかの友梨のように言葉にすることであなたの希望・願望が現実へとつながるかもしれません。

コメント

  1. 美咲 より:

    たかの友梨ってゴージャスなイメージがあったから、子供の頃に親戚をたらいまわしにされた養子だったなんて知らなかった。。。今や「美のカリスマ」だもんね、某番組好きで見てたな。めちゃくちゃ努力したんだろうな~

  2. 石井 より:

    たかの友梨の大ファンである私の影響で子供もファンに。親子そろっていつも応援しています!もちろん、ふたりとも『運が悪くってよかった! 』や『不運は神様からのおくりもの』などの著書も読んでいます。愛読書と言っても良いくらい。

    彼女の考え方が本当に格好良くて好きです。色々なインタビューを見ても失敗を人のせいにしないしいつも前向きな方なので、たかの友梨の言葉を聞くと元気になります。

  3. eri より:

    たかの友梨って1948年生まれ?もう70代なんだ。ずっと変わらずキレイだよね。
    恵まれているとは言えない子供時代を過ごしても腐らずに努力して業界のトップに上りつめて、しかもずっと最先端でいるってめちゃくちゃかっこいいです。

  4. のぞみ より:

    エステの店っていっぱいありますけど、やはりエステといえば「たかの友梨ビューティクリニック」が一番に名前が思い浮かびます。
    お店の宣伝などの露出がたくさんあるからという理由もあるとは思いますが、代表のたかの友梨さん自身がずっと第一線にいらっしゃるからという理由がかなり大きいと思います。
    大変かもしれませんが気持ち的にはずっと現役でいて欲しいです。

  5. 美沙 より:

    たかの友梨って昔はテレビにもいっぱい出てたしずっとキレイだし、憧れていた人も多いよね。私も子供の頃よくテレビ番組で見てたな。たかの友梨を尊敬してる人っていまでも結構多いと思うんだけど、テレビに映るキラキラなところじゃなくてこの記事に載ってるみたいな努力家なところを尊敬してるんだろうね。

  6. 七海 より:

    たかの友梨さんというと美容界のトップで華々しい印象があったけど、子供時代は波乱だったんだな。
    でも挫けずに努力したからこそ、今があるんでしょうね。
    これからも美しさを追及する人のために頑張っていただきたいです。

  7. 早紀 より:

    たかの友梨ビューティクリニックは、親が通っていて知っていました。子供の頃から身近な存在だったので、どんな人が経営しているんだろうと気になっていました。

    大人になってからも実はずっと気になっている経営者で、著書もいくつか読んでいます!

  8. 絵里奈 より:

    たかの友梨さんの子供時代、かなり大変だったらしいね。
    今では美容界で有名な地位にいるし、努力って報われるんだなと希望が持てた。

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